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クリスマス時期は女性を落としやすい



★口説きの季節と言えば、夏とクリスマスを思い浮かべる人が多いでしょう。

夏はアバンチュールの季節です。女性にとって、それはひと夏の体験ですから、夏が終ったあとに、未練を残さず別れられる男ほどベターということになります。

ですから、クルマ、ヨットなどのツールとノリの良ささえあれば、夏に女性を口説くのはたやすいはずです。

ところが、女性を口説く大チャンスであるはずのクリスマスになると、二の足を踏む男が多い。女性がクリスマスに求める男は本命に違いないという気の重さ、クリスマス直前はレストランやホテルも予約できるはずはないとの計算もあいまって、女性へのアプローチを自粛してしまうのです。

その想像は、間違ってはいないでしょう。ただし、間違っているのは、スタートの時期です。それは、女性にとって、クリスマスがいかに重要なイベントであるかを考えてみれば、よくおわかりのはずであります。

クリスマス・プレッシャー」と言われるように、多くの女性は、クリスマスに一人ぼっちでいてはならないという強迫観念を抱いています。
クリスマスは、女性にとっては人生の根幹にかかわる恋のイベントであり、新しい年を迎えようとする時期でもあります。年の終わりと年の始まりは、ますます女性に人生を考えさせます。

ちょうど、タイトルマッチをひかえたボクサーや入試をひかえた受験生のように、クリスマスにかける女性のコンセントレーションは、その一ヶ月前から始まっています。

つまり、彼氏のいない女性は、11月の声を聞いたとたん、大きな不安が頭をもたげてきます。
そこにこそ、駆け引きに勝つポイントがあると思えばいいのです。

たとえバリ島や湘南でしか本領を発揮できない夏男でも、クリスマスを一ヵ月後にひかえた女性の焦りにつけ込むスキは十分にあります。

女性のほうも、大事なクリスマスをともに過ごす相手を、三日前につくるわけにはいかないと思っています。だから、一ヶ月の交際期間は、女性が、自分自身を納得させるためにも、ぜひとも必要なのです。

それが、「女性を口説くのは11月がベスト」という根拠になるわけですが、その一ヶ月の交際期間においては、ぜったいにボロを出してはいけません。

この期間は、強い印象を与えようとして奇抜な言動をしてみたり、かわった趣味を披露して、本当の自分をわかってもらおうなどと、ゆめゆめ考えないことです。

とにかく、ふつうのいい人、優しい人を演じ続け、静かに一ヵ月後のベッド・インを待っていればいいのです。

★この時期の女性の心理は、手堅くクリスマスを過ごす相手を確保することに向かっているので、ただ優しくしてくれるだけの可もなく不可もない男で十分なのです。





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