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商談には美人を連れて行く


人間は見た目に弱いです。知的な雰囲気を漂わせた美男美女は、それだけで仕事ができそうに見えます。これは、駆け引きには大いに役立つでしょう。

自分は美男美女に生まれなかったと悔しがる必要など、どこにもなく、必要なものは必要に応じ調達し、使えるものは最大限に使うのが、ワルの極意です。だから、勝負に出るときには、ルックスのいい部下を同行させればいいのです。



★実力など知りもしないのに、美男美女を「できる人間」と思い込むのは、心理学でいう「後光効果」です。
「後光」とは、神仏の体から放射される光のことです。絵画や仏像では、後光を描くことによって神仏を神々しく見せています。

人間の場合も同じで、容姿や家柄や肩書きなど、本質と関係ない要素でも何か一つ二つ優れた点があると、全体を立派に見せることができます。
たとえば、企業の人事担当者が「やる気と人柄で選ぶ」と自負しながら、気づかないままに外見に華のある美男美女を選んでしまうことは多いです。

注目すべきは、この後光効果が本人だけでなく、そばにいる人間にも波及することです。つまり、他人のルックスを利用して、自分が立派に見えるように敵の目を欺くことができます。生まれついての美男美女ばかりに得をさせることはありません。いざというとき利用できるよう、そういう人間をまわりにキープしておくといいでしょう。

★新しい取引先を開拓するときには、後光効果のある美男美女の部下を連れて行く。

相手は「こんな優秀そうな部下を使っているのなら、この人も優秀なのだろう」と、勝手に錯覚しますので、信頼を得るのに有効な手段となります。

ただし、つきあいの苦い相手には使えません。こちらへの評価が定まった後では、後光効果もプラスには働かきません。「優秀そうな新人だけど、上司はやりにくいだろうなあ」などと、陰で言われるのがオチです。後光効果は、新規にアプローチをかける会社など、こちらをよく知らない相手に対してのみ通用するものです。

★プライベートでも、後光効果は役に立ちます。

美形と連れ立って歩くだけで、ナンパの成功率は上がります。自分が引き立て役になるだけだ、と思うのは考えが浅いです。友人の美しさをエサにすれば、多くの異性が寄ってきます。その中に、行動をともにしている自分に興味を持つ人間がいないとも限りません。

魅力的な女性を連れた男性は、高く評価されているという実験結果もあります。ガールフレンドをつれた男性同士を会わせて、互いを評価させると、魅力的な女性を連れた男性のほうが高い評価を得たということです。「彼女に好かれるぐらいだから、この人も魅力のある人なのだろう」と思い込むわけです。

友達の場合も同様で、見た目のいい男から信頼されているように見せかければ、魅力があるように相手の目を欺けるでしょう。





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