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常にチェックしていて、上機嫌なときを狙う


★都合の悪い報告をするときは、上司の上機嫌のときを狙うことです。


人間の心の動きというのは勝手なもので、同じように不快な目にあっても、忙しくて気が立っていると怒りが爆発しますが、気分がいいときはそれほど腹が立たないものです。



思いがけない幸運の後で心が広くなることは、アメリカでの心理学者によって立証されています。自動販売機のつり銭受け皿に、余分なコインを入れて実験したそうです。
お釣りを得した人は、その場にやってきた人が目の前で書物を落としてバラまくと、ほとんどが拾い集めるのを手伝ってくれたようですが、反対に、受け皿に何も入れずにおくと、得した人の半数ほどしか集めてくれなかったということです。

人間は、いいことがあると気持ちが大きくなり、人に優しく手助けしたくなるようです。カッとしやすい人が、満員電車でよろけた人に足を踏まれたとしても、パチンコで大当たりが出た後なら、「大丈夫ですか」と相手を気遣う余裕すら見せるでしょう。

気難しい上司でも、機嫌がいいときは必ずあります。重役に呼ばれて功績を称えられたときなど、隠そうとしたところで、必ず笑みが漏れます。

★上司の動向には常に注意し、情報を集めて、その日そのときの機嫌がどの程度か、日ごろから把握しておくと役に立ちます。

書類のミスやちょっとしたスケジュールの遅れなどは、上司の機嫌が上向きであるときを見計らい、報告します。多少の苦言はあっても、ひどい叱責は受けずに済みます。

プライベートでも、この方法は使えます。
たとえば、恋人とデートの約束をした日に、故郷から旧友が遊びに来ることになった場合、恋人が「仕事ぶりを認められた」「髪形を変えたら、みんなにほめられた」などと、ご機嫌で報告してきたときこそ、狙い目です。
「わざわざ遠くから来るんだから、友達は大切にしないとね」
などと、こちらの望むとおりの返答を引き出せるに違いありません。





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