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嫌みは冗談にするといい


★どんな会社にも、嫌な奴の一人や二人はいるものです。どうにも鼻について仕方ないときは、冗談めかして、相手の本性をついてやるのがいいでしょう。



たとえば、上司にゴマばかりする度背雨量。白々しいお世辞やわざとらしい愛想笑いを毎日毎日聞かされるのは、いい目枠でしょう。嫌気がさしたときには、釘をさすことです。

狙い目は、ほかの同僚たちを交えた雑談の最中、食べ物の話題が出たときなどに、
「おまえ、ゴマが好きなんじゃないか? いつもゴマすってるんだし・・・」
などと、明るい口調で、冗談のようにさらっと言います。相手がムッとした顔をしても、すかさず、「冗談だよ、アハハ」と笑って逃げてしまうのです。

じつのところ、冗談というのは、たいていが本音です。真面目に言うとケンカになる苦言、不平不満を、一種のオブラートに包んだ形にして相手に投げつけるのです。

冗談として投げつけられても、言われたほうは嫌味だとわかりますが、「冗談だよ」と言われれば、本気で反論できません。周囲の目もあるから、平静を装うでしょう。つまり、冗談は、相手の反撃を封じた上で攻撃できる武器なのです。

その場にいる同じ部署の同僚たちは、内心で「たしかにゴマすりだよな、こいつ」「うまいぞ、よくぞ言ってくれた」と共感します。事情をよく知らない人であれば、共感しないまでも、ちょっと苦笑して冗談として流すでしょう。言われた相手だけが嫌みと受け取って、悔しい思いをするわけです。

いわゆる慇懃無礼も同じで、へりくだったものの言い方をされると、言われたほうは、侮辱されたと感じはしても、正面きって怒りづらいです。
ただし、冗談攻撃や慇懃無礼攻撃は、あまり頻繁に行ってはダメです。何度も重なると、相手もその場でムッとするだけでは済まなくなります。ことらを恨み、周囲に「冗談ではなくてイジメだ」などと訴えかねません。

嫌な相手をいっそう腹立たしく思うのは、ストレスがたまっているときです。冗談風の嫌みでさっぱりして、相手への腹立ちと一緒に、ほかのストレスも晴らすといいでしょう。





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