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大げさな身振り手振りで熱く語る


★人の心を意のままに操るには、冷静であることが第一ですが、必要に応じて熱い人間を装うのも効果的です。大げさな身振り手振りで、もののみごとに共感や同意を勝ち取ることができます。



会議やプレゼンテーションのとき、いつも周囲から質問攻めになり、反論ばかりされる人がいます。大勢の前で話すのが苦手であるのが一目瞭然で、その弱みにつけ込むように、聞き手は集中砲火を浴びせます。どれほど入念に下準備していても、ただひたすら淡々と発表するだけでは、内容が伝わりにくいし、説得力もありません。その結果、質問されたり、反論されたりするわけです。

こういう人には、ボディーランゲージが欠けているのです。相手の反論を封じ込めるには、腕を上げ、ときには頭を力強くふり、あたかも説得力があるような印象を焼きつけてやればいいのです。

人間のコミュニケーションには、非言語的要素であるボディーランゲージが想像以上に働きます。聞き手は、話し手の発する言葉だけでなく、表現や姿勢、手の動きなど体全体からも多く情報を得ています。つまり、オーバーなくらいの身振り手振りをすることで、説得力を高めて、聞き手を丸め込むことができるのです。

ボディーランゲージの達者な人は、聞き手に明るい性格だと受け取られ、好感をもたれやすいです。逆に、ボディーランゲージを使わない人は、暗い性格だと勘ぐられやすく、共感を得にくく、身振り手振りが少ないだけで、会議でも反論を招き、自分の首をしめることになります。

だから、発言中に誰かが歯向かってきそうな素振りを見せたり、大げさなボディーランゲージを加えて、堂々と説いてやればいいのです。実際はたいした内容でなくても、これだけで相手は説得されたような気分になり、つい反論するのを忘れてしまいます。

発表する内容の良し悪しは、実は問題ではなく、いくら立派な内容でも、訥々と発表して拒絶されたのでは、元も子もありません。ごくありふれた内容でも、身振り手振りを加えながら発表すれば、高い評価を得ることができます。ボディーランゲージさえ達者になれば、未熟な内容でも、素晴らしい話に聞こえるものです。

人の心を捉えるボディーランゲージは、テレビのトーク番組の人気司会者から盗むといいでしょう。表情や姿勢、しぐさなど、彼らはかなり大げさな身振り手振りをしています。それが注目を引きつけ、人気を保つ秘訣のひとつなのです。

ただ、やり過ぎると、自己主張が強く、傲慢な人とみられますので、好感を得る程度でいいのです。

自分ならではの動きを身につけるのは難しいですが、動きを真似するだけなら簡単でしょう。いったん身に着ければ、異性を口説くときにも利用できます。





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