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挑発には、冷静さを失わず笑顔で答える


★挑発されても、腹を立てる素振りを見せてはいけません。
痛くもかゆくもないと言わんばかりに、にこやかに笑みを浮かべ、相手への質問で切り替えしてやればいい。



たとえば、会議の席上で、
「その案ではうまくいかないと思いますね。考えが甘すぎる」
などと、自分をライバル視して攻撃してきた場合、相手がいくら厳しい口調で挑発しても、内心のいらだちや焦りは抑えて、冷静に問いかけます。

「どこがまずいと思ったのか、もう少し詳しく説明していただけますか?」
「おっしゃることがわかりにくいですが、なぜこの案ではうまくいかず、考えが甘いと思われますか?」
といった具合に、質問を投げ返してやるのです。相手はこちらが感情的になって、あわてることを狙っています。だからこそ、心底わからないという無邪気さを装い、冷静に、かつ、明るく友好的な口調でたずねます。

こうすると、相手の言い分を詳しく聞く余裕がある、という意思表示になります。すると、相手は質問に答える必要があるため、攻撃しようという意欲がそがれます。

たちまち立場は逆転し、相手は必死で質問に答えたり、説明したりすることになり、その間に、相手の反論をねじ伏せるような理由を考えればいいでしょう。

会議の出席者は、明るくて友好的な口調のこちらを好ましい目で見ます。相手の挑発するような口調と対照的で、圧倒的な差がつきます。こちらは大人で知的、ライバルは子供っぽくて心の狭い人間、という印象を与えます。

★実際には、どんなに動揺していようと、口調や表情を明るくして、友好的なふりを装うのが得なのです。

この切り返しは、日常の仕事でも使えます。上司にダメ出しされたり、同僚が小うるさいときなど、にこやかに質問を投げてやればいいです。むきになって自分を貶めるのは、したたかな人間のやることではありません。





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