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「また」で次につなげることで、それとなく次の約束をさせる


思わしくない反応を見せた相手には、先手を打ち、こちらのペースに巻き込むのがいちばんです。はっきり「ノー」と言われる前に、言わせないように手を打つのです。

歯に衣着せぬ物言いをする人でも、持ちかけられた話を断るときはマナーを守ろうとします。商談を持ってきた相手の話を聞き、今ひとつだと判断すると、どういう言い方で断ろうと考え始めるものです。



★断られたくないなら、相手が考えをまとめる隙をついて、「また」という魔法の言葉を取り出すといいです。

「では、またお邪魔します。詳しいことは、次回、またお話しますので」
といった具合に、話を打ち切り、相手が何か言いたそうにしていても、気づかないふりをし、こうして、次にまた来ることを表明して立ち去ります。

相手が「いやいや・・・」などと、もう来なくていいことを言おうとしたときは、最後まで言わせないことです。時間を割いてくれた礼を言うなど、さりげなく遮って、主導権を渡さないようにします。

これで、再び訪問することを認めさせたことになるでしょう。

気が弱い人は、断られそうな気配を察知すると、相手方の考えに押されたままになりますが、そんなことでは、相当な幸運でも舞い込まない限り、話をまとめることはできません。スゴスゴ帰ったのでは、準備し、訪問した時間と労力すべてが無駄になります。次回の交渉へとつなげて、挽回のチャンスを作るのが正解です。

★「また」を使って次回につなげる別れ際の方法は、デートでも使えます。

相手が「もう会わなくていい」というムードを漂わせたら、速攻で手を打ちます。
たとえば、相手の性格が見た目のイメージと正反対だった場合など、初めてのデートが盛り上がらないこともあります。それでも次につなげたいときは、相手が何か言う前に、
「また会いましょう」「また連絡します」
といった具合に、今後に及ぶ言い方をします。

たとえ相手が内心「もう結構」と思ったとしても、「また」という言葉のあいまいさに、とりあえず「そうですね」ぐらいの返事をしてしまうものです。そうすれば、しめたものです。

「だったら、来週の日曜日、今度はドライブに行きましょう。お迎えにあがります」
などとプッシュして、市外の約束を取り付けます。後で断るのは結構面倒なものだから、そのまますんなり次回のデートへ持ち込める確率は高いです。

約束ができなくても、「また」という言葉を使っておけば、再び連絡することを承諾させたわけで、進行形の状態をキープできます。

こういうとき、よほど嫌な相手でなければ、自分がさほど気に入っていなくても、「また会いたい」と言われると喜ぶものです。それだけ自分を求めている、好きでいてくれていると感じるからです。

どうしても手に入れたい相手なら、多少強引でも、とにかく「また」と言いながら、関係を次に次にとつないでいけばいいでしょう。





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