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「プライドを捨てたら何でもできる」は人間を否定した考え方




「キミはまだ、自分のプライドにこだわっている。恥を捨てないとダメだよ。恥を捨てれば土下座でも何でもできる。


そうすれば、もっと販売成績が上がるはずだ」と営業会議で、課長が部下を叱咤激励します。

こういった光景は、高度成長期にはどこの会社でもふつうに見られたことです。

なるほど、セールスマンにとって、土下座するのもひとつのセールステクニックではあるでしょう。

ところが、恥は、ほんとうに捨てられるものでしょうか。

「恥をしのんで」という枕ことばがあるように、恥の意識を捨て去るのはむずかしい。

恥をかきたくない、恥をかかされたくないから誰もが無理を重ね、頑張っているのではないか。

けっきょく、恥を捨てることができるのは、もともと恥の感覚が極端に薄い人か、莫大な借金を背負うなどしてそうせざるを得ない状況に追い込まれたケースなど、とことん追い込まれたり、落ちるところまで落ちた場合だけです。

しかし、それでも恥を捨てることができずに苦しむほうが、一般的な心のありようです。





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