コンテンツ

「誰にでも同じ態度で接しろ」を実行したら必ず失敗する




誰にでも同じ態度で接することがいいことであるかのように、世間一般では言われますね。


たとえば、有名人にたまたま接する機会があって、「○○さん、ちっとも偉ぶってないわ。腰が低いし、『頑張ってください』なんて、丁寧な言葉で話しかけてくりたわ」として感激したりします。

なるほど、立場が上の人が、下の者に対して、相手を尊重して謙虚な態度で接するのは良いことでしょう。それによって、尊敬もされるでしょう。

しかし、誰にでも同じ態度で接することは、利害や得失がからんだ実社会ではありえません。

たとえば、社長が平の社員にむかって、「ボクに丁寧な言葉なんて使わなくていいからね。堅苦しい言葉遣いはやめようよ」といったからといって、「そうだよね。社長、部下の気持ちがわかるじゃん」なんてタメ口を利いたら、組織が機能していかないことは目に見えています。

誰が言い出したか知りませんが、誰に対しても同じ態度で接しろという教訓、じつは教訓でもなんでもなく、それを信じたら、世間知らずにとっては、とんだ落とし穴になります。

社会を厳しく生き抜いている人は、相手によって、態度も言葉遣いも変えているものです。
ら、その子は人を見る目が身につかないまま大人になっていくでしょう。





おすすめサイト



Copyright(c)2015 ワルから学ぶ言葉の裏に隠されたブラック心理 all rights reserved.
.