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無用な反対意見を防ぐスティンザー効果

日本人の会議の場合、会議よりも、その前のいわゆる根回しが大事になってきます。

自分の意見を通したいと思えば、同じ意見の持ち主と事前にちょっとした打ち合わせをしておくのが一つの手ですが、ここでは、無用な反対意見を防ぐための方法について、ご紹介しましょう。



■心理学で言われるスティンザー効果を活用

@ 賛同者に、一言「賛成!」と言ってもらうだけでいい


同じ意見の人に、「私が発信した直後に、賛成の意思表示をしてくれないか」といっておけば、無用な反論を避けることができます。

ただひと言「今の○○さんの意見に、私も賛成です」と言ってもらうだけで、効果はバツグンです。

心理学で、「スティンザー効果」と呼ばれるものがあります。

これは、「ある発言のすぐあとに発言する人は、その発言に対する反対者であることが多い」というものです。

ここでは、その逆効果を狙うわけです。

A 反対者の発言チャンスを封じてしまう効果がある

つまり、あなたの意見のすぐあとに賛同意見をいってもらうことで、予想される反対者の発言機会を奪ってしまうわけです。

反対者は、あなたの意見を聞きながら、すぐさま反論しようと躍起になっています。そこへ、絶妙のタイミングで賛同意見が出ては、発言のタイミングを失ってしまいます。その上、賛同者によってあなたの意見が強化されていますから、もしそのあとに反論が出ても、出席者に与える影響は弱まります。

結果的に発言直後の賛同意見は、その発言を二倍にも三倍にもバックアップするものなのです。したがって、もし仮に賛同したい意見が出たら、その直後にあなたが賛成意見をいえば、会議の流れ自体をコントロールすることもできるのです。





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