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第一印象のアピールは「最初の一言」と初対面の「演出」で決まる




★ 第一印象は「最初の一言」で決まる


何ごとも最初が肝心です。人に好印象を抱かせるため、とくに肝心なのは、最初の一言なのです。会話の最初の言葉によって、相手は行為を抱いたり反感を持ったりします。

最初の一言は、まったく予備知識のないところに入ってくる情報と言えます。その情報から、人はできるだけ多くのことを読み取ろうとするのです。
さらに、その情報は、一種の先入観となって残るのです。

たとえば、最初に「私は借金に終われる情けない男でして・・・」といったのでは、相手は親しくなりたいとは思ってくれないでしょう。

自分では冗談のつもりでも、何の下地もないところに、「金がない」というメッセージが入ってきたのだから、相手は貧乏で情けない男と思うだけのことです。

人に好意をもたれたかったら、最初の一言はとにかく気を配ることです。
ニコニコ微笑み、「お会いできて光栄です」くらいのお世辞は、すんなり言えるようにしたいものです。


★ 初対面の演出で自分のイメージを植えつけよう

初対面のときの第一印象はのちのちまで大きな影響を与えるものです。
はじめて会ったとき、たまたま徹夜明けで垢じみた格好をしていたら、「あいつは、だらしのない男」という印象を植え付けることになります。


一度、「だらしない男」と思い込まれると、その後、会うたびに「だらしがない」という目で見られることになります。
たとえ、きちんとした格好をしていても、「今日はたまたま、まともな格好をしている」と思われ、「まともな格好をしていても、どこかだらしがない」という目で、あら探しをされることになりかねません。

このように、人は、最初に受け取った情報にのちのちまで影響される傾向があります。
これを心理学では「初頭効果」と呼んでいますが、逆にいうと、第一印象をうまく演出できれば、相手の抱くイメージを都合よく誘導することもできるでしょう。


たとえば、時間にルーズでしょっちゅう遅れる人でも、初対面のときだけは、かならず約束の30分前に行くようにします。
こうして、「時間に厳しい人」という第一印象を与えておけば、その後、約束の時間に遅れても、「のっぴきならない事情があったのだろう」と、相手は勝手に判断してくれます。

初対面の人に会うときには、「どう見られると好意的に思われるか」をまず考え、そういう自分を演出することです。
そうすることで、相手にポジティブな第一印象を与えることができるのです。






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