コンテンツ

周囲から人気を得るための自己演出術




自分では頑張っているつもりなのに、周囲の人から好かれない人がいるものです。


仕事も優秀、上司や先輩の言うこともよく聞く、後輩の面倒見も良いのに、他人からあまり好意をもたれないのです。

本人としては、不本意でしょうが、そこにはそれなりの理由があるものです。それは、次の心理実験を見れば、よく分かるでしょう。

男女の学生に、フットボール選手4人のビデオテープを見せ、誰がもっとも魅力的で、友だちになりたいかを訊ねます。

4人の選手のうち、2人は実力派のプレーヤーで、2人は平凡なプレーヤーです。
4人の実力は、ビデオを見れば分かるように編集されています。

プレーシーンが終わると、4人の選手がそれぞれ自分のことを語るシーンになります。

このとき、ちょっとしたサイクを行い、実力派のプレーヤーと平凡なプレーヤーが一人ずつ、コーヒーをこぼすシーンを入れるのです。

ここまでのテープを見せたあと、被験者に、どのプレーヤーにもっとも好感を持ったかを訊ねます。すると、4人のうちもっとも好かれたのは、コーヒーをこぼした優秀なプレーヤーだったのです。

逆に、もっとも好かれなかったのは、コーヒーをこぼした平凡なプレーヤーだったわけです。

つまり、人は、優秀な人間がちょっとしたドジをしたとき、その人に大きな親しみや好意を抱くということです。いっぽう、ただ優秀なだけの人間は、面白みや人間味に欠けると思われ、人気者にはなりにくいのです。

だから、優秀なのに、あまり人から好かれていない人は、あえてドジな自分を演出して見せればいいのです。

たとえば、たまに忘れ物をして同僚に借りてみる。

いつも隙のない、面白みのない人間ではないとアピールすれば、他人から好意的な感情を引き出すことができるというわけです。





おすすめサイト



Copyright(c)2015 ワルから学ぶ言葉の裏に隠されたブラック心理 all rights reserved.
.