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自分から根性が悪いと言う人は警戒しよう




何か友達や知人に失礼なことや裏切るようなことをしたときに、そのことを責められる前に。
「わたしって、根性悪いからね」というセリフを吐く人がよくいますね。

根性が悪いということを自分で進んで打ち明け、それを免罪符にして、さらに相手を威圧しているのです。


根性が悪い人って、どういう人なのか。根性が悪い人にとっては非常に分かりにくいものです。

それはともかく、根性が悪い人というのは、子どものころから、親や世間からひどい仕打ちを受けたり、あるいは、経済的に困窮してつらい目にあっているケースによくあります。

家族や身内はもちろん、他人からも親切にされたり、やさしくしてもらった体験に乏しいです。

だから、他人に対してはもちろん、自分の味方であるはずの親しい人に対しても、足を引っ張るようなことをしたり、キバをむいたりします。良くないと思っても、そうせずにはいられないのです。過去のつらい思いの蓄積が徐々に根性をひん曲げてしまったのです。

こういう人が頑張って生きて、年をとってくると、堂々たる根性悪に成長します。

人生の修羅場をくぐって生き抜いてきたこのタイプの人が、怖い形相で、「私は根性が悪いからね」と低い声で言いますと、誰もがびびってしまいます。

根性悪の怖いところは、自分以外の人間はすべて自分の敵だ、と考えてしまうところ。だから、妻や夫、家族にたいしてはもちろん、自分に良くしてくれる人に対しても見境がないのです。

こういう根性悪には、どのように対処すればよいだろうか。それには、「わたし、根性が悪いから」と相手が言ったら、わたしにはそうは見えないけど、根性が悪いって、具体的には、どういうこと」とか、「どうして、そんなに根性が悪くなったの」などと、大まじめに質問をすればよいのです。

ほんとうは、おちょくって聞けばよいのでしょうが、からかっていると感づかれてはまずいです。

当の本人は、他人からストレートにこういう質問をされた経験はないはずですから、案外、ホンモノの根性悪であっても、素直に打ち明けてくれることがあります。
 
そして、自分自身を開陳した油断からか気のゆるみからかは分からないが、それをきっかけてに、少なくとも、あなたに対しては、根性悪の矛先が以前ほどには向かわなくなるでしょう。





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