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相手を「不快な気分にさせない」上手な断り方

何か都合の悪いことが生じたとき、それにどう対処するかは、誰でも悩んだ経験があるでしょう。
ここでは、相手を怒らせたり、不快な気分にさせたりしないような、上手な断り方について考察してみましょう。



■基本的な断り方は3種類に分類できる

@ すぐに謝ってしまうタイプ


「私が至らないばっかりに」「私の力不足で」と自己反省し、謝ってしまうタイプ。心理学では「自罰的」と言われる。」

A すべて他人のせいにするタイプ

「すべて、あなたが悪い」「うちには責任がない。あの人が変なことをしたばっかりに」と、すべてを他人のせいにするタイプ。心理学では「他罰的」と言われる。

B 誰のせいにもしないタイプ

「運が悪かった」「縁がなかった」と、誰のせいにもしないで、訳のわからないものに責任を押しつけてしまうタイプ。心理学では「無罰的」と言われる。


■ビジネスシーンでの断り方は無罰的なタイプが良い

3種類のタイプの中では、Bの無罰的なタイプが人間関係を壊さずに拒否を伝えることができます。

ビジネスシーンでも、拒否や断りは、この線に沿ってするといいでしょう。

たとえば、「これからもよろしくお願いしたいのですが、今回はとりあえず見送りということにさせていただきたい・・・」とか、「当社としても、この不況下、これ以上の値下げは無理かと存じます」などと断るのが無難です。


■断る前には、しぐさで気持ちを伝えておくと効果的

また、こうした決定的な言葉を口にする前に、しぐさによって相手の意識に、「おそらく断られるな」という気持ちが生じるようにすることも効果的です。

前もって予防線を張っておけば、突然断られるよりは受け入れやすいというものです。

拒否のしぐさとは、視線を合わせず、相手から距離を置くようにします。

また、相手の話にうなずかず、腕組みをしてしまうなどです。
こうして、相手との話が途切れたときに、「今回は残念ですが」と切り出すのです。

ただし、表現はやわらかく、しかし、断る姿勢ははっきりと示すべきです。





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