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大物は外部のネットワークと広い人脈を持っている

大物であることを表わす言い回しに「顔が利く」という言葉がありますが、要するに人脈の広さと、影響力の強さを表わす言葉です。

たとえば、サッカーW杯のチケットだろうと、日本シリーズのバックネット裏のチケットだろうと、軽々と押さえることのできる人がいたとしましょう。それだけ業界に顔が利き、すごい人脈を持っているということです。こんな人を前にしたら、さすがに誰もが「この人は大物だ」と思うでしょう。

使える人脈を持っているほど、自分の大物感をアピールできます。人脈とは、力の象徴なのです。

一方、大物を目指す人にとって、もっとも陥りやすい罠のひとつが「井の中の蛙」状態です。つまり、身内の中では大物ぶっていながら、いざ一歩でも外に出た途端に「ただの人」になってしまう、というタイプです。

外部になんのネットワークも持たず、身内の前だけでは大きな口を叩く。はっきり言って、もっとも「小物っぽさ」を感じさせる人物です。

自分の大物度をアップさせたければ、とにかく外部のネットワークづくりに力を注ぐことです。営業マンであれば、総務や人事の人間にも顔を売り、ネットワークをつくる。もちろん取引先にもネットワークをつくる。パーティーやセミナー、講演会にも積極的に出席して、同業他社のとのネットワークもつくる。

そうやってタテでもヨコでもない「ナナメの関係」を築いていけば、社内外のあちこちであなたの噂が立つようになります。



あいつは面白いヤツだとか、彼は人事の誰それと仲がいいとか、○○社の営業部長と盃を酌み交わした仲らしいとか、××社の社長から可愛がられているようだとか、どうも総務の△△とつき合っているみたいだとか、仕事からプライベートまで、さまざまな噂が立つようになります。ここまで来れば、あなたも大物です。
大物とは「噂されてナンボ」なのです。

また、社内外にネットワークをつくっておくことは、社内人事にも大きな影響を与えるものです。もし、その人物が社内、社外の委員会やプロジェクトにたくさん参加している人ほど、解雇されることが少ないということです。

理由は簡単で、たくさんの委員会やプロジェクトに参加している人のクビを切ってしまえば、それだけ多くの人に影響を及ぼし、プロジェクトの進行にも支障をきたすことになり、なかなか解雇は難しくなるということです。

逆に言うと、社内外にこれといったネットワークを持たない人は、会社からしてみても「とるに足らない人」であり、もっともリストラしやすい人なのです。

まずは、ひとりでも多くの人に顔を売り、自分の部著、他の部署、そして会社の外と、あらゆるところで噂が立つような存在になることです。
噂が噂を呼び、評判がひとり歩きしていくうちに、やがて伝説が語られるようになります。


もし、まだまったくネットワークがないのなら、ひとまず顔が広いフリをしておくことです。クライアントと仲がいいフリをして、仕事以外でも頻繁に会っているフリをします。それだけでも「さすがだな」と思わせることができるでしょう。





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