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男は赤色を見ると興奮効果になり、ブスでも美人に見える




スペイン名物の闘牛では、闘牛士は赤いマントをヒラヒラさせて、牛と闘います。

赤いマントが使われる理由は、「牛は赤い色を見ると興奮するから」といわれますが、本当は、牛は色ではなく、マントのヒラヒラした動きに反応しているのです。

では、なぜ赤いマントを使うかですが、これは牛よりも、闘牛を見ている観客を興奮させるためといえます。
人間は赤い色を見ると、興奮したり緊張状態になって、血圧が上昇し、脈拍数が増える傾向かあるのです。


この人間心理をうまく利用しているのが、水商売です。


スナックやバーでは、店内の照明を赤っぽくしているところが多いでしょう。これは、店内を赤くすることで「興奮効果」を期待しているからなのです。赤い照明のもとで女性を見ると、男性客は普段以上に気分が高揚(こうよう)しやすくなります。

興奮すれば、その店の女性が一層魅力的に感じるというわけです。

さらに、店内を赤くすると、女性が美人に見えるという効果もあります。赤い照明のもとでは、物体の正しい容積や形が掴みにくくなり、十人並みの顔をした女性が、目鼻立ちの整った美人に見えたり、ずんどうの女性がグラマーに見えたりするのです。

さらに、赤い空間のなかでは、人間は時間を長く感じる傾向があります。まだ一時間しか経っていないのに、二時間もいたような気になるのです。

そこで、実際には一時間しかいなくても、十分楽しんだ気がして、「とりあえず、この店は出ようか」という気分になります。店としては回転率が上がって、好都合なのです。


そんなわけで、お客の心をとらえるなら、さまざまな点で判断力を狂わせる赤い照明が効果的です。

ただし、これらの「興奮効果」は、女性にはほとんど期待できないようです。赤に興奮するのは、血の色だからという説もありますが、その色を見て気分が高揚するのは、もっぱら男性だけのようです。





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