■他人を平気で侮辱する人には１８０度態度を変えてみよう

仕事で思いもかけず侮辱された経験は、社会人なら誰もが持っているでしょう。

付き合いをいっさいゼロにする気があるわけでもないのに、平気で他人を侮辱する人は案外いるものです。

理不尽にも侮辱されたらどうすればいいか。

何も言わないでいると、相手はこの先また、あなたを侮辱することがあるでしょう。

侮辱するということは、人間と人間の関係において、越えてはいけない一線を踏み越えてしまったと侮辱された側は受け取ったのであって、そのことを思い知らせてやらなければなりません。

それには、態度を豹変し、厳しい態度をとる。

大きい声ではなく、意識的に低く重いトーンの声で、毅然として、「それは他人に言ってはいけないことですよ。侮辱しましたね」とか、「その言い方は侮辱です。人間として許されることではありませんよ」と言ってやればよいでしょう。

態度をがらっと変えることで、相手はかならずひるむ。ひるませ、相手にプレッシャーを与えるのが目的ですから、大きい声で怒鳴って脅迫してはいけないし、そうする必要もありません。

脅迫しているように受け取られては、今後、あなたにとってマイナスになりかねないからです。

低いトーンの声で、「侮辱したのですから、謝ってもらいましょうか」と、繰り返し、「誤ってくれない限り、納得できません」と念を押せばいい。

他人を平気で侮辱する人に限って、自分が侮辱されると、ことのほか侮辱を感じるものです。

こういうタイプにとっては、謝罪することが最大の侮辱ですから、屈辱感を思い切り味わわせてやればよいでしょう。

そうすると、今後はうかつにあなたを侮辱しなくなるでしょう。