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脅しは怒鳴り声より低くて穏やかな声のほうが効果的




人を脅すときは、たいがい大きな声で怒鳴ったり威嚇する人が多いですね。


映画の中でも、ヤクザ映画などでは、借金取りに行った若い者が「こら、ボケ、はよ返さんかい」などといった場面が出てきます。

なるほど、大きな声、野太い声は恫喝のイメージにピッタリ合っているように思えますが、ヤクザ映画の極道ではあるまいし、大きな声での恫喝は一般の人がすることではありません。

じつは、脅しや恐喝をするのにほんとうに有効なのは、大きい怒鳴り声ではなく、穏やかな声なのです。

おだやかに、太くなく、少し低めに、「このままじゃ、あなた、信用失いますよ。困ったことにならなきゃいいんだか。」と、かき口説くように囁くのです。

ときには親身になっている振りをして、さりげなく突っ込み、追い込んでいく。
いや、突っ込んでいると相手に思わせないほうがいい。

脅すのに、親身になってというのはおかしいと思うかもしれませんが、じつはそこがミソ。


穏やかに、やさしい声で責めるほうが、相手の深層心理の琴線に響き、深く突き刺されるものです。

だから、相手は恐怖を感じるというより、なんとかこの問題を解決しなければならないと真剣に思うようになるのです。

大きな声の恫喝は一回か二回ぐらいなら効果があるかもしれませんが、そういうのはすぐに免疫ができて慣れてしまうのです。

会社でも、よく怒鳴り散らす上司がいるものですが、部下から見たら、またかという感じで、あまり驚かなくなりますよね。

それといっしょです。






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