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「小さな貸し」の積み重ねで相手を調略しよう




深層心理において相手をたらしこむ方法のひとつが、つねに対人関係でポイントを積み重ねていくやり方です。

ポイントは、現金でもモノでよいですが、いちばん簡単な方法は、飲食をともにするときに、いつも自分が支払いを持つ。


年下や女性に対してはもちろんですが、同輩や先輩に対しても、そうします。

同輩や先輩に対して、毎回そうすると相手に失礼になりますが、それを避けるためには、安い支払いのときは相手に払わせ、高い勘定のときは自分で持つようにします。

相手がいぶかり、「この店、高いのに、ひとりで払ったら困るだろう」といったら、「いや、ギャンブルで儲けたからね。ばくちの儲けはひとりでつかわず、みんなでパーッとつかったほうがいいからね」などと、適当に返事をしておけばよいでしょう。

こういう関係を築きますと、相手は自然に負い目や引け目を感じますので、こちらが言うことを相手は何でも聞いてくれるようになります。

「小さなポイント稼ぎをコツコツと」

イザというときに備えた人たらしの術です。






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