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当たり前の話でも声を張り上げれば人は感動する




体育会系出身のA議員や青春スター出身のB議員がこの範疇に入ります。

彼らの特徴は、当たり前としか思えない意見や正論を、大真面目な顔をして、さもすばらしい考えであるかのように、声を張り上げて強調するのです。


正論のとおりにいかないのが世の常ですが、このタイプの人はひたすら正論を主張します。
言っている内容は、テレビのワイドショーしか見ない人でも分かる単純なことですが、熱血漢、真面目という要素がくわわりますと、政治家としてやっていけますし、世間に通用するものです。

この方法を身につけますと、社会で能力以上に評価してもらえることがあります。

社会は頭の良さだけで人を評価しているのではないからです。

当たり前の正論だけを言って押し切るのも、ひとつの能力であり処世術です。

ふつうのトーンで言えば、「それって当たり前のことじゃない」とあしらわれますが、大声でまくし立てて、くり返し主張しますと、あら不思議、力を持ってきます。

正論だから、相手も認めるしかないし、やり方によっては相手を感動させる場合もあるでしょう。

組織にとっても、いつも正論を大声で主張するだけの単純な人間は、それなりに利用価値があるから、能力以上に重用されることもあります。

人とは変わった意見を言うことが個性であり、自分を際立たせるという考え方もありますが、じつは大事なのは正論。
多くの人は、いわゆる建前の正論が好きで、異端の意見は排除したがるものだからです。





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