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会ったときより別れ際のあいさつのほうが強く印象に残る




ビジネスでもプライベートでも、人と会ったとき、別れ際に、「今日はありがとうございました」と、お礼を言うことはよくありますね。

とくにビジネスマンには習慣化していて、ビジネスにおいて優位にあるものが下位にある者に対してお礼の言葉を述べることもめずらしくありません。

頭を下げておいたほうが無難だ、という考えがしっかり身についているのでしょうが。

この、別れ際(最後)にいうお礼の言葉は、会ったとき(最初)に述べる感謝の言葉よりも、はるかに相手の記憶に残るものです。

記憶・学習心理学に「残存効果」というものがあります。

これは、同じ内容の言葉でも、終わりが楽観的なものであれば、楽観的な考えのほうが頭の中に残るようです。
そういう効果を指したものです。

それと同じで、人と会ったとき、最後に「楽しかった」とか「うれしかった」といわれますと、その相手に対して好印象が焼き付けられます。

ただし、先に説明しましたように、現在では別れ際の「ありがとう」は、「ごくろうさん」とか「お疲れさま」と同様、なかば習慣化していますので、感情を強く込めて言うようにすることが大切です。
あるいは、しみじみと、語るように言います。

そうすれば、「今日はあなたに会えてよかったです」「ほんとうにうれしかった」「楽しかった」という、ごく平凡な感謝の言葉も強い力を持ち、相手の心に強く楔(くさび)を打ち込むことになるのです。




人は褒め言葉で好意を寄せる
人を褒めることで調略できる
実体のない褒め言葉でも実体以上の力を持つ
相手を褒めれば必ず好意を持たれる
犬だって褒めれば嬉しいから尻尾を振ってくる
「さすが」「すごい」の連発は、相手の虚栄心を満足させる
褒められ慣れている人は、けなして褒めよう
褒めるところがない人は内面を褒めて陥落させよう
相手の欠点を長所だと褒めれば心が奪える
満面の笑顔は人を取り込む最高の武器
会ったときより別れ際のあいさつのほうが強く印象に残る
他人から好意を持ってもらう基本は褒めることがすべて
「褒める」のも「叱る」のも心に響くタイミングが大切
褒め方の苦手な初級者は抽象的なことから褒めてみよう
相手の自尊心をくすぐるところをズバリ褒めてあげよう
褒められ慣れている人には激アツの褒め方をしよう
他人と比較したような褒めかたは下の下
相手の性格や人間性は褒めたときのリアクションで分かる
初対面で相手の名前を呼べば、たちまち親近感が生まれる
「でも」「しかし」を言いたくなったら「なるほど」と言おう
人の話を気分よく聞いてあげたら相手は勝手に感謝する
相手の欲するところを褒めれば、相手の心は落ちる
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