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■実体のない褒め言葉でも実体以上の力を持つ新約聖書の「ヨハネ傳」には「太初にコトバあり、コトバは神とともにあり、コトバは神なりき。・・・・・」というふうに示されていますが、コトバはそれ自体実質であり、力を持っています。 何度も何度も繰り返し言っていると、そのコトバの通りになってしまうものです。 「私は美人である、美人である。」と毎晩寝る前に口に出して唱えていると、実際に内面から美人になってくる、という話しもあります。 もし、あなたが、会う人ごとに「顔色が悪いね」と言われ続けたら、どうなると思いますか。自然と精神が萎縮し、顔色も青ざめて本当に病気になってしまいます。 人は何か困ったことがあると、良くなるように念じるとか、祈るということをしますが、これも口に出す出さないは別として、心の中でコトバを唱えることと等しく、やはりコトバのチカラによって、何かを実現しようとすることです。 だから、人はいつも褒めていると、初めのうちはそれが甘言であると分かっていても、繰り返し繰り返し言われていると、やがて人は信じるようになるものです。 実体のないほめ言葉であっても、実体以上の力を持つことはしばしば見受けられます。 そして、ほめられる快感を知ってしまった人は、もう後には戻れません。エサを前におあずけをくらっている犬のようなもので、ただほめられたいがために、積極的にあなたに近づいてくるものです。 あとは目的に向けてたらしこんでいけば良いのです。 |
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