|
■褒められ慣れている人は、けなして褒めよう
ほめられることに慣れている人には、けなすというのもひとつのテクニックです。
かつて経験がなかった、けなされるという他人からの仕打ちが印象に残るからです。
ただし、けなすだけでは効果は期待できません。
けなしたあとには、かならずほめること。
すると、印象としては、ほめられたことが強く残ります。
ちょうど、塩をなめて、そのあと砂糖をなめるようなもので、そうしますと、砂糖の甘さが引き立つようなものです。
いっぽう、この順序を逆にするのは、まずいテクニックです。
バカな上司は、部下が手柄を立てたとき、ほめておいて、最後に注文をつけたり自分を例に上げて、一度ぶったりする。
「きみがいい仕事をしたのは賞賛に値する。よくやった。でも、できれば次回からは云々・・・」とか、
「ぼくの場合は、このようにした云々・・・」などというといわれた部下には後味の悪さが残り、かえってやる気がそがれるものです。
ほめられたときにいい気持ちになっていたのに、これでは最後は反感の気持ちになってしまいます。
これでは何のためにほめたのか分からなくなってしまいますよ。
|
|