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■「でも」「しかし」を言いたくなったら「なるほど」と言おう喫茶店で、友人同士らしき二人連れの会話。 聞いていると、友達がなにかいうたびに、「でもね」とか「しかし」を連発している人がいます。 なにかを話題にして話しているとき、それにたいして、相手が「でもね」や「しかし」などの否定的な接続詞を連発しますと、人は話す気をなくしてしまうものです。 話したいから話しているのだし、いいと思っているから自分の考えや見方、情報を相手にしゃべっているのです。 それを「でもね」では、たまりません。 いっぽう、「そうよ」「そうそう」を、お互いに連発する女の子同士をみかけることもあります。 よほど仲がいいのでしょう。 もっとも、女が3人以上集まって、そのなかのボス的存在がなにかをいうと、全員が「そうそう」とあいづちを打ったりすることがあります。 こういう場合、あいづちには仲間はずれにされたくないという心理も働いているのでしょう。 それはともかく、人が自分の意見や興味ある情報などを話しているときに、たえず「でもね」とか「しかし」などの接続詞をはさみ、否定していては、友達から嫌われてしまいます。 友人や知人をとりこもうとするなら、「でもね」「しかし」はタブーですよ。 あるいは、「なんや、それ」というような、関西風のツッコミをするのもダメです。 ダメ男、ダメ女の親友同士で、自虐的な関係を望むのならそれでいいかもしれませんが、現実の人間関係は漫才のボケとツッコミの関係とは違うのですから。 それよりも、「なるほど」とか「へぇー」とか「そうなんだ」と肯定的にうなづくだけで、相手はあなたに好意を持ち、一生懸命に話をつづけるものです。 もちろん、「さすがですね」「驚きましたね」「すごいですね」「勉強になります」「私もやってみます」など、相手が話して良かったと思うような肯定的なリアクションをするのも有効です。 人間というものは、とかく、自分の知識や感覚を他人に自慢したがるものです。 自分のことを聞いてもらいさえすればいいという人が圧倒的に多い現代ですから、聞き上手は人の心をつかむことができるのです。 |
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