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辞めさせたい社員にはこんな仕打ちが効果あり




不況業種には、いちばん忙しい仕事は社員をどうリストラするかだという企業もあり、社員を退社に追い込むため、あの手この手の策を弄(ろう)している会社もあるということです。

そんな企業が行なうやり方の一つに、辞めさせたい社員を陽も当たらない一室に異動させるという方法です。


そして、仕事は一切与えない。そこに異動した社員の「仕事」は、せいぜい日がな一日新聞を読むことくらいです。一見、それで給料がもらえるのだから、いい仕事だと思えなくもないですが、これがリストラに繋がるのは、当の本人にすると、これほど辛い話はない。

誰にも必要とされず、邪魔者扱いされて日々を過ごしていると、自分が本当に無能な人間になったような気がしてくるものです。

それが辛くて、やがて自分から辞めていくようになるのです。

少し前まで自信に満ちて仕事をしていた人でも、このような仕打ちにあうと、自分は本当にダメな人間だと思いはじめるのは、心理学的には、一種の「退行現象」といえ、退行現象は、弟や妹の生まれた子どもによく見られるものだ。

たとえば、親の愛を一身に受けていた一人っ子の家に、弟か妹が生まれると、親の関心はどうしても生まれたばかりの赤ん坊に集まります。

すると、それまで一人で着替えをしたり、トイレに行くことができた上の子が、突然オネショをしたり、服を自分で着られなくなってしまうのです。

これと同様のことが、周囲から無能扱いされた大人にも起こることがあるのです。

閑職(かんしょく)に回された人は、そうなることを無意識のうちに恐れて辞めていくともいえ、こういう方法を用いれば、そうした現象をあえて作りだすことで、ライバルや生意気な部下を無力化することも可能になります。

まず、相手のいうことを徹底的に無視するのです。相手が意見を言ってきても、すべて却下し、多少仕事でいい成績をあげても、そんなものは大したことではないと無視する。
そういうことを続けるうちに、相手は自信を失い、やる気を失い、次第に無能化していく。やがては、本当に仕事をする気力もなくなり、自滅していくのです。

もっとも、これが成功するかどうかは、相手の性格によるところも大きいです。

外向的な人は、社内で無能者扱いされても、社外でストレスを発散できるため、効果は薄く、逆に、内向的な人は、ストレスがどんどん心に沈殿するため、こちらの思惑にハマりやすいといえるでしょう。





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