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隠すほど見たくなる人間の想像力を掻き立てよう




繁華街を歩く女子中高生には、下着姿のような格好をした子が多く、パンティが見えそうなほど短いミニスカートを履き、おへそも丸出しにしたりしています。ブラジャーの肩ひもが見えるなど、わざと下着を見せている子もいますね。

それがイマドキの流行だそうですが、体のほとんどを露出した女の子を見て、男性が喜んでいるかというと、そうでもないようです。

女性の体は隠しているからいいのであって、さも「見てください」といわんばかりの格好をされても、男性の欲望はあまりそそられません。

隠しているあいだから、ときどきチラリと見えたり、それを恥ずかしそうに隠そうとする仕草が、もっとも欲望をそそるのです。

このように、人は、隠されるほど「見たい」「欲しい」という欲求が強くなるもので、古くは、オイルショックのときのトイレットペーパー騒動もそうです。

あのとき、トイレットペーパーが無くなるということで、大勢の主婦がスーパーに走った。


あげくに、全国のスーパーで売り切れ店が続出、そのとき流れた噂が「メーカーや問屋が、トイレットペーパーを隠している」というものだった。この噂によって、主婦たちのトイレットペーパー熱には、さらに拍車がかかった。

本当に、メーカーや問屋が隠していたのかはともかく、その噂で「欲しい」という気持ちがさらに高まったことは間違いないでしょう。

結婚・出産などで引退し、マスコミにまったく登場しなくなった芸能人が、その後も一部のファンのあいだで熱狂的に支持されるのも、こうした心理によるものといえます。

ステージ姿をもう見られないという飢餓感が、その芸能人への思いをいっそう強くさせるのです。

こうした人間心理を利用し、「隠す」ことで商品価値を高める商法もあります。
歌手などが、わざとテレビに出ず、プロフィールを隠すことをウリにするのも、その一つです。ただ歌だけをくり返し流して、「あれを歌っているのは誰?」と、ファンの知りたいという欲求を煽っていくのです。

人や商品は、普通その長所をアピールして売りだすのが定石といえますが、ときには、隠すことによって、長所をアピールする以上に人間の欲求に強く訴えることもできるのです。




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隠すほど見たくなる人間の想像力を掻き立てよう
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